断酒355日目:私の底つき体験①

あと10日で断酒継続一年となります。
飲酒欲求はまだありますがだいぶ薄れてきました。

思えば丁度昨年の今頃、仕事帰り駅のホームでハイボールのロング缶を煽る姿を偶然にも妻に目撃されています。

ホームの柱に隠れ人目を避けたつもりで飲んでいたのですが、あれ結構目立ってるんですよね。

その時、妻はそれ程おおげさに捉えていないようで、ただ笑っていましたが、私にとっては非常にショッキングな出来事で、とても恥ずかしい思い出です。
その恥ずかしい経験も断酒のきっかけになったのかもしれません。

アル中が自らの病気の気づきを得るきっかけとなった体験を「底つき体験」と言いますが、私の場合これが一つの底つきだった気がします。

果たしてあの時、あの瞬間、妻にあの行為を目撃されていなかったら私はまだアルコール依存性だったかもしれません。
あの日妻がホームの陰で隠れるようにアルコールを摂取する夫を目撃して、本当のところどう思っていたのかは今だに怖くて聞けません。